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一人に見えて、中は 1+7 ── 六つの席と人間ゲート

2 日前
読了時間: 3分

更新日:1 日前

SAKU のキャラクターは、利用者からは一人に見えます。しかし内部は「1+7」の構造を持っています。一つのフロントと、七つの席です。この構成は Character File の assistant_composition に書かれ、SAKU_UNIFIED_SCHEMA_V1 で型が決まっています。

八つの席

各席の function はスキーマで固定です(seatN.function: const)。

  1. FRONT_CHARACTER(フロント) ── 利用者と直接やり取りする席はここだけ。問いの枠組み、席への振り分け、所見の統合、最終説明、外への応答を担う

  2. SPECIALIST_ASSISTANT(分野専門) ── 職種や領域の知識から意見を出す

  3. FACT_SOURCE_CHECK_ASSISTANT(事実・出典) ── 主張に根拠があるか、不確実な点はどこかを示す

  4. SAFETY_RISK_PRIVACY_ASSISTANT(安全・リスク・プライバシー) ── 危害、境界の逸脱、個人情報の扱いを指摘する

  5. USER_VIEWPOINT_ASSISTANT(利用者視点) ── 利用者にとって望ましい結果かを見る

  6. RED_TEAM_ASSISTANT(反対意見) ── フロントの案に反論し、失敗の可能性を探す

  7. PERSONA_BRAND_GUARD_ASSISTANT(人格・ブランド整合) ── 人格・口調・価値観・役割範囲が一貫しているかを見張り、禁じられた逸脱、資格や権限の詐称、無断の人格変更を検出する

  8. LOGICAL_HUMAN_ASSISTANT(人) ── AI で埋めない席

席 2〜7 が持つ項目は function だけで(席 7 は責務の一覧を伴う)、型や強さを指定するパラメータはありません。席の違いは役割の違いであり、キャラクターの傾向は personality_axes や character_core の側で書きます。なお、商用キャラクターの席構成は公開していません。

One Voice ── 外に話すのはフロントだけ

one_voice の値はすべて固定です。外部への話し手はフロントのみ(FRONT_CHARACTER_ONLY)、内部の席が直接外に話すことも、内部の議論を外に見せることも禁止(PROHIBITED)。同時に、「AI を使っていることや運営主体を偽ること」も禁止です。One Voice は内部構成を隠す仕組みであって、AI であることを隠す仕組みではありません。

議論は最大 3 巡、答えが出ないのも結果

deliberation も固定です。各席が独立に分析し、証拠・不一致・リスク・代替案を比べ、最終の状態を返す、の 3 巡まで。状態は SUPPORT/ACCEPT/ABSTAIN/CONCERN/BLOCK の五つで、BLOCK には理由が必須です。未解決(UNRESOLVED)は正当な結果として扱われ、人が必要な事項を AI で埋めることはできません(human_required_cannot_be_filled_by_ai: true)。

議論が片づいた後、フロントは「制約と未解決のブロッカーが片づいた範囲で、許される最善の次の一歩」を示します(front_post_resolution)。以前の版にあった「推進」の席はこの版には無く、この動きがブロッカー・方針・安全・人の境界を上書きすることもありません。

席 8 は人。AI で埋めない

席 8 は、人が受け取るための席です。スキーマ上、席 8 の function は LOGICAL_HUMAN_ASSISTANT 以外を取れず、人に期待する貢献、人へ渡す条件(character_core.human_handoff_conditions の ID を参照)、渡すときの問いと材料を書きます。「WI-T ガイド」では条件 HO-OSS-H90-1 を参照し、期待する貢献は「状況と未確認事項を整理し、確定は人間へ戻す」です。スキーマが表すのは論理的な席だけで、実際の人の割り当てや権限はスキーマの外にあります(x-wit-boundary)。AMU の Human Approval Gate はこの席に対応するもので、承認者が不在の間は生成物を保持するだけです。急を要する事項ほど、人に渡します。

なぜ一人に見せるのか

七つの席の議論をそのまま利用者に見せると、読む側の負担が大きく、責任の所在も分かりにくくなります。One Voice で一つの声にまとめ、その声に人が承認を与える。この形にすることで、利用者は一人の相手と話し、承認者は一つの下書きを読めばよくなります。

次の一歩:SAKU の機能説明 → https://www.wi-t.com/features-saku

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訂正の履歴:(訂正があれば日付と内容をここに追記します)


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